加賀雅之さんのこと。お手入れ編。

こんにちは。
先日土日、フィールド・オブ・クラフト倉敷がありましたが、
ここをご覧くださっている方にも行かれた方がおられると思います。
暑かったですが、やっぱり楽しいですね。

もう、今年で11回目。
今年の実行委員、ボランティアの方々、ここまで引き継いで
こられた実行委員の方々に本当に頭が下がる思いです。
楽しい時間をありがとうございます。
いつかはワークショップも参加したいなあ。

さて、お時間掛かってしまいましたが、加賀さんのお手入れ編を。

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木のお手入れのこと

木の器は扱いが難しいというお言葉を時々頂きます。
でも、いくつか気を配るだけで、味わい深く変化していき、
育てることをより楽しめる素材です。

使い始めのうちは、色素の強いもの(イチゴやトマトなど)や
油分のあるものを直接のせると色が移ったり、
油が染みたりすることがありますが、そのうちに
木肌と馴染んでいき、色移りしなくなります。

洗浄後はしっかりと水を切り、なるべく水分を
拭き取って乾かしてからお仕舞いください。
(この季節は、特にカビが生えやすいのです)

また、水に濡れた状態で金属と触れると、
タンニンと金属とが反応して黒く変色することが
あります。
(ここ、どうぞご注意ください。
洗った後、ステンレスのかごなどに置いて
おいたりステンレスの調理台に置いたままに
なっていると真っ黒になることもあるそうです)

お使いいただく内にオイルが抜け、毛羽立ちやかさつきが
出てくる場合がありますが、毛羽立ちが気になる場合は、
市販の紙ヤスリ(400番程度)で木目に沿って磨き、表面を均して下さい。

かさつきには、クルミによるメンテナンスをお勧めします。
クルミの実をガーゼなどの布に包み叩いて軽く潰し、
クルミの油分(胡桃油)がしみ出してきましたら、
それを木の器にすり込んでください。
木目が鮮明に際立ち、しっとりとした木肌が甦ります。
(「木の器を使ってよかった!」と思える、とても楽しい瞬間です。)

個展中、加賀さんにお手入れ実演していただきました。
写真は、裏側のざらつきをヤスリで整えているところです。
この時、紙ヤスリを直接手で持たず、必ず平な木切れなどで
添え木して掛けてください。
c0155980_19120345.jpg

こちらは3~4粒クルミを叩いて布でくるんだものを
使ってオイルで仕上げる動画です。
加賀さん実演
ヤスリを掛けてそのままオイル仕上げすることで、
粉が木目に入って表面が整えられていきます。
こうしてメンテナンスを時々繰り返していると、
中でオイルが固まっていき、より丈夫になるそうです。
(この時、刃が当たっているところは絶対ヤスリを
掛けないでくださいね。彫りが甘くなってしまいます)

クルミをお勧めされるのは、安価にどこでも手に入りやすいことから。
そして、普段食べたりお料理に使ったりできるので
新しいものを使えるからだそうです。
メンテナンス用のオイルもありますが、なかなか
一瓶使いきれず古くなってしまうのです。
オリーブオイルをお勧めされているのも見掛けますが、
油には乾性油と非乾性油とがあり、オリーブオイルは
乾きにくい非乾性油なのでできればアマニ油やクルミ油などがいいとのこと。


たくさん書いたので大変そうな感じですが、
普段のちょっとしたことなので意外と簡単です。
お役に立てたら嬉しいです(*^^*)
c0155980_19120578.jpg
お客様に頂いた会場風景です。
加賀さんの作品、またこれから入荷させて頂きます。







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by yukuri-2006 | 2016-05-27 17:23 | Trackback | Comments(0)

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