庖丁講座・日々の守り(もり)編
2015年 09月 16日
先日はお休み頂き、失礼しました(汗)度々すみません…
庖丁、「日々の守り」編です。
また長くなりますが、失礼します。
まず使っている最中です。
料理人が切っては庖丁を布巾で拭くのを見られたことがあるかもしれませんが、ご家庭でもこの作業が必要だそうです。
水分と野菜などのアクが、庖丁を傷める一番の原因。これをこまめに拭いてやることで、良い状態を長く保てます。
一日の終わりには、庖丁とまな板をナイロンタワシと研磨剤(クレンザーやジフ等)で磨きます。
毎日砥石で研がなければならないというのは実は間違いで、これだけで日々のお手入れは充分だそうです。
写真に撮ってまとめてみましたので、ご覧頂けたらと思います。
(追記:刃先を磨く時は、刃先を浮かさないようにお気を付けください)







柄が意外と盲点で、ここが割れたりするのは汚れが中まで入って膨張した結果なのだとか。食中毒の原因になることもあります。
私も食品衛生管理者の講義で食中毒のことは聴いていたのですが、ここは触れられなかったですね。
それから食器洗浄機や乾燥機も柄や刃に負担を掛けるので、入れてはならないそうです。
もうひとつ。まな板は是非木製をお使いください。プラスチック製のものは刃が滑ることもありますし、受け止めず刃に負担を掛けるそうです。木であれば、しっかり刃を受け止めて綺麗に切ることもできます。
衛生面からプラスチックを選ばれることも多いかと思いますが、木のまな板も、使用前に水で濡らして目を埋めることで汚れや匂いも付きにくく衛生的に使えます。
(ここは、焼締や粉引の器にも共通しますね(*^^*))
使用後、粗塩で磨いても除菌になるそうです。
(もしカビが生えても、自力でカンナ掛けやヤスリはお使いにならず、熟練した専門家に相談してください)
一度に研ぎまでいくとややこしくなるので、研ぎ編は次の記事にしますね。
長い記事ですが、最後までお読みくださってありがとうございます。