蝶野さんの器のこと【特別企画・日々の食事を漆で愉しむ】
2015年 12月 17日
先だっての特別企画「日々の食事を漆で愉しむ」の様子です。
講師は岡山市のお料理教室「TABERU COOKERYSPACE」の徳田さん。
蝶野さんのご参加のもと、お昼の部と夜の部と開催させて頂きました。
TABERUさんにとって初めてのタイプの講座とのことでちょっと緊張した中でのスタートでしたが、楽しいトークに、すぐに和やかな雰囲気になっていきました。
男性の方もご参加くださいました♪
ご説明のあと、実践していただきました。
メニューは
・ローストポーク
・わさび菜と柿のサラダ
・里芋とカリフラワーの軽いマッシュ バゲット添え
・ほうれん草とドライトマトのフリッタータ(スペイン風オムレツ)
・ニンジンのマテ(マリネ)
・ロールキャベツ入りスープ
・ガトーショコラ
でした。
わさび菜と柿のサラダ。
柿もこうして使うとお料理の一品になりますね!
お昼の部、皆様の作品です♪
「漆だけではなく、他の素材の器と合わせるとそれぞれが引き立ちます」
と蝶野さん。
陶磁器など、底が荒めのものは紙を敷いてあげると漆に傷がつきません。
盛付の位置や器を変えただけで表情もそれぞれ違って、拝見していても楽しかったです。
(栃プレートと一緒に使用させてもらっているのは、石川昌浩さん、千田稚子さん、角田淳さん、鳥山高史さん、小峠貴美子の作品です)
お食事の後はデザート。
ガトーショコラが乗っているのは栃のリム付尺皿。
普段お盆に使っていますが、こうしてお皿としても。
(金属のものを同時に扱われる時には、当たらないようにご注意を。)
イチゴが乗った角皿はサブロウさんのガラス皿です。
こちらも皆様の盛り付け。
同じ一枚のプレートと思えないほど違う表情に見えます。
コーヒーは「31コーヒー」さんです。
大のうつわ好きでもある蝶野さん。
うつわ好きが高じてエンジニアから作り手に転身された経歴の方です。
お食事の後の器のお話にも花が咲きました。
夜の部はキャンドルでライティングしてみました。
漆のお話をされる蝶野さん。
「ガラスは漆と合わせると相性が良くて、底が荒くないかご確認は要りますが紙を敷かず直接乗せると影も綺麗で素敵ですよ」
と、作り手からのワンポイント。
左は石川昌浩さん。右は鳥山高史さん。
ガラスを通って落ちる光が美しいです。
少し背の高いものを使うのもおしゃれな感じになりますね。
夜はお昼のロールキャベツからポトフに。
カブを崩さず煮こむには「鍋に植えるように置いて触らないこと」だそうです。
こちらは夜の部の皆さまの作品。
真っ黒ではなく茶色掛かった色合いのため、高い格調の中にも優しい雰囲気もあります。
油落ちもとてもよく、すぐに乾くため手入れのしやすい逸品です♪
(栃プレート 8640円 あと数枚あります)
スープの入った鉢も、シチューや鍋の取鉢、サラダや煮物などなんでも合いそうです。
(6480円~)
皆様とても楽しんでいただけたようで嬉しいです。
私にとっても新しい発見の多い、勉強になった会でした。
「TABERU COOKERYSPACE」を主宰されるお二人の温かいお人柄にも触れ、とても和やかな会でした。
すごく美味しくて楽しい教室です!
気になられる方は是非♪
TABERU COOKERYSPACE
参加してくださった皆様、「TABERU COOKERYSPACE」さん、蝶野さん、本当にありがとうございました。
そしてお申込みくださった皆様、ありがとうございます。
お断りせざるを得ないこと、申し訳ございませんでした。
また楽しんでいただけることを企画させていただきます。
明日を入れて、最終日まであと3日。
土日は蝶野さんが再び在廊してくださいます。
どうぞ、この機会に素敵な器の数々をご覧いただきたく思います。