日曜日にて、千田稚子さん個展実店舗終了致しました。
16年目スタートして最初の展示会。
多くの皆様にお越し頂き、感謝の思いでいっぱいです。ありがとうございました…!
(写真1枚目は千田さんのご主人による撮影。2枚目以降は大澤英美さん)
作家によりいろいろな器がありますが、千田さんのうつわについて感じてきたのは「引き算」の美しさでした。
料理やお花を主役にするために器そのものは極力控えめに邪魔をしないように、同時に「間と余白」を持ち、道具として使う人への思いやりも詰まっている。
プロダクトのように考え抜いて生まれた中に、プロダクトにはない揺らぎを感じさせます。
人を惹きつける「引き算」にはセンスや観察力や思考力などが必要とされますが、千田さんとお話しているとこの方だからこその作風だと感じさせられます。
atelier LA NOTE MUETTE 大澤英美さんの、自然そのものを体現するような春の装花にも心を揺さぶられました。
千田さんが「大澤さんのお花には愁いがある」という表現をされたのですが、きっとご覧になった多くの方に共感していただけるのではと思います。
今展示会に無くてはならない装花でした。
本当にありがとうございました。
このような状況の中で会場に足を運んで頂くということの有り難さ。
この空間だからこそ感じていただける作品や作家との対話を、これからも大切にしていきたいと思います。
同時にお詫びを…
通販の準備をしていますが、ご紹介できるのが少しになってしまいました。楽しみにされていた方には誠に申し訳ないです…また常設で作品オーダーをさせていただこうと思っていますので、何卒ご容赦ください。
遠方からもお問い合わせくださる方々にもいつも支えて頂いています。ありがとうございます。
千田さんの次の個展は6月の大阪の玄道具店さんです。
その頃にはコロナも落ち着いていますように…お近くの方、是非ご覧頂けたらと思います。
千田さん、本当にありがとうございました!