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それにしても、「出来上がりまで数分」と書きましたが
その間もガラスは水あめ状態ですから絶えず吹き竿を回していないと
垂れていきますし、成形できたら徐冷炉に入れないとあっという間に
割れていきます。
無駄なく素早い動作が必要です。
(作ってくださったコップも、目の前でたちまち胴体と底が分離してしまいました)

焼物を見慣れている私からすると、目が回るような思いです。。


ガラスの窯は、焼物と違ってメンテナンスを除けば
ほぼ年中、ずっと火が入っているそうです。

そのためほとんどお休みもなく、スケジュールも自分ではなく
「窯が決める」
と言われていました。

どんなに体調が悪くても、窯の調子が良ければ仕事をしなければならず
夏は朝5時から制作を始め、お昼頃には切り上げて別の仕事をされるとか。
これは他のガラス作家さんからもお聞きしましたが、日中の作業の継続は
あまりの暑さで体を壊すからだそうです。
# by yukuri-2006 | 2009-07-06 17:00 | *展示会案内 | Trackback | Comments(0)
さて、差し迫った鳥山さんの個展「夏の蝉氷」展。


個展前に一度は工房に伺って、自分の中に現場の空気を詰めて帰りたいと思い、
丹波市に向かって車を走らせました。


2時間半ほど高速を走り、神戸も抜け、しばらくすると丹波市に到着。

お住まいと工房はとてものどかなところにあり、すぐ横にはお寺が。
お庭には小さな畑を作られています。


出迎えてくださった鳥山さんに工房を案内していただきました。


「まずはコップを一つ作ってみますので。。」
ということで、制作光景を見せていただくことに。

鳥山さんのガラスの現場・1_c0155980_1431184.jpg



説明されながらも素早い動き。
あっという間に一つのコップが
誕生しました。





「簡単そうでしょう?」


とおっしゃる鳥山さん。
確かに。。出来上がりまでものの数分でした。

でも、簡単でないことを簡単にできているように見えるまで
毎日毎日、どれだけの鍛錬と工夫をされているんでしょう。。
# by yukuri-2006 | 2009-07-06 16:30 | *展示会案内 | Trackback | Comments(0)

会期中の展示会情報

こんにちは。

ここのところは個展の準備真最中です。
いろいろご紹介したい作品はまだまだありますが、少々お待ち下さい(^^;)



ところで、ただ今岡山市表町のギャラリー「テトラヘドロン」で、
当店でもお願いしているアートクレイシルバーの岡本里子さんが出展中です。

仲良くして頂いている陶芸の植山貴世さんも(^-^)


詳しい様子はこちらへ。。
http://tetorak.seesaa.net/

「2009 涼展」
~12日(日)
11:00~18:00(最終日は16:00まで)
7日(火)休廊



それから、、今年「フィールド・オブ・クラフト倉敷」に出展されていた
「翁再生硝子工房」の、森岡英世さん・菅深雪さんが、
赤磐の「カフェ・ド・グラス」に併設されている「921ギャラリー」で
展示会中です。

こちらでご紹介する鳥山さんとはまた全く違う個性のお二人。

クラフトフェアの折には、ちょうど妹のブースのお隣で
風鈴のワークショップをされていましたが、今回の展示会でも
可愛いナチュラルテイストの風鈴を展示されていました。

12日(日)までされているそうです(^^)

「リサイクルガラス展」
~7.12日(日)
10:00-19:00
8日(水)店休日
作家在廊日 11(土)12(日)

詳しくはこちらへ。。
http://www1.odn.ne.jp/~cao34500/ibent.html

会期中の展示会情報_c0155980_13322058.jpg



まだ今週いっぱいありますので、お出かけになってみて
ください(^^)






ゆくりの展示会はいよいよ来週の木曜日から!
今からもうドキドキしてます。
# by yukuri-2006 | 2009-07-06 13:57 | *展示会案内 | Trackback | Comments(0)
もう明日から7月ですね。

ゆくりでは、7/16(木)から24(金)、個展を開催します。


作家の方は兵庫県・丹波で、工房・壜壥[TANTEN]を主宰されている
ガラス作家、鳥山高史(とりやま・たかふみ)さんです。


壜壥[TANTEN]という屋号は、中国語で「壜」が「ビン」、
「壥」が「店」を表すそうで、「瓶やさん」という意味で
ご友人が考えて付けてくださったそうなのです。

「どこか懐かしい、土っぽいガラス」
をイメージして作品を作られています。



当店にとっては、初めて外からお迎えしての展示会となります。
(どきどきしてます。。(^^))


初めて作品を拝見した時に、薄くて美しい様子が
冬の日に水面に張る氷のように思えたので、副題を

「夏の蝉氷(せみごおり)」

にしました。


「せみごおり」という言葉は、俳句の季語だそうなんですが、
なんとかぴったりくる氷の表現がないかな、と探しているときに
知りました。


蝉の羽のように透き通った様子を意味するそうです。

日本語って、美しい表現がありますねー。。



薄いガラス、というと割れやすいイメージかもしれませんが、
鳥山さんの作品は、使ってみるととても強く頼もしく、毎日遠慮なく使えます。

お話してみても、とてもしっかりしたビジョンをお持ちの方で、
その揺らぎのなさは作品の強さとも通じるように思います。

詳しくは、またこちらで追って触れさせていただきたいと思います。




「夏の蝉氷」

- ガラス工房 壜壥[TANTEN]
    鳥山高史 個展 -

2009.7.16(木) - 7/24(金)
11:00-17:00
会期中無休
<作家在廊日 7/16(木)>

ゆくりでの展示会  鳥山高史さん個展_c0155980_2404949.jpg















<写真:ココット>
# by yukuri-2006 | 2009-06-30 23:04 | *展示会案内 | Trackback | Comments(4)

「日本の手仕事」

こんばんは。

本日は、倉敷に行って参りました。

ということで、先日お知らせした、天沼徹さんの個展も伺ってきました(^^)

いやー、よかった。。
高い技術に裏打ちされた、心が洗われるような凛として美しい作品の数々。
「黒と白の器」という副題ですが、コバルトの青も澄んで宝石のような深い色見です。
今回は、今まで見たことがなかった、釉薬による絵付けの作品もありました。


とにかく目の保養になります♪
日曜日までありますので、是非足をお運びになってください(^^)



それから。。

今、「スペースみき」さんで

「日本の手仕事」

という展示をされています。

民藝の陶磁器やかごものなど、素朴な美しいものがいろいろ
ありました。(私はかごを買いました(^^))

こちらも是非♪


ここのところ、民藝が気になり始めています。
もともとシンプルなものは好きですが、なんというのでしょうか、
あの底辺に流れる確固とした力強さというか、正直さというか。。

奥深いものだと思いますが、もっと勉強してみたいと思っています。
こんな近くに本場があることに感謝。

***********************************

「日本の手仕事」

日 時 : 6月19日(金)~7月5日(日)
10:00~18:00
【休廊日】 月曜日
場 所 : スペースみき(倉敷市)
内 容 : 手仕事によって作られる実用品の中から、伝統的な技の確かさを伝えるもの、
      日々の暮らしに役立つよう工夫・改善された新作品を展示する。

***********************************

地図などはこちらをご参考に。。
http://www.rsk.co.jp/gallery/map/index.html
# by yukuri-2006 | 2009-06-25 00:49 | *展示会案内 | Trackback | Comments(4)

岡山市北区撫川173-1


by yukuri-2006
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